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MRIを用い片頭痛に対して鍼治療が有効かどうか予測〜ハーバード大学医学部の研究より〜

Posted by 鍼灸ニュース on Oct 9, 2020 7:00:00 AM

15歳以上を対象とした頭痛の調査によると約4人に1人が『頭痛持ち』と言われています。


そのうち筋緊張型頭痛が22.4%を占め、約2240万人

その次に続くのが偏頭痛で8.4%で840万人

の方が頭痛に悩まされています。

筋緊張頭痛の方が数としては多いのですが、片頭痛は一度痛み始めると仕事はおろか、日常生活もままならないことが多いため、悩んでいる人が多い頭痛と言えます。

片頭痛は男性より、女性に多くみられ(約3.6倍)30代の女性では5人に1人が片頭痛持ちとまで言われており、ズキンズキンと脈打つように痛むのが特徴で、痛みは短くても数時間、長いと3日ほど続く場合があります。

 

血管の拡張や血管周囲の炎症により痛みが誘発されるとされており、鍼治療やマッサージによって血流を良くすることで、返って悪化させてしまうケースもあるとされています。

 

今回はそんな片頭痛に対して、事前にMRIで脳の構造を調べることにより、鍼治療が効果的かどうか予測することが可能であるとの研究が、ハーバード大学医学部より発表がありましたので、ご紹介したいと思います。

 

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偏頭痛に対して鍼治療は効果的です。

ハーバード大学医学部、西安電子科技大学、および首都医科大学の研究者は、片頭痛の軽減に鍼治療が効果的であることを発見しました。

彼らは患者の治療前の脳構造により鍼治療が偏頭痛に対して、有効かどうか成功率を予測できることを発見しました。

 

患者は週に3回、合計4週間、鍼治療を受けました。

使用されたツボは下記の通りです。

GV20(百会)

GV24(神庭)

GB13(本神)

GB8(率谷)

GB20(風地)

鍼はディズポーザブルの(0.25×25 mm)サイズのものが用いられました。

 

適切な結果を測定するために、偽の鍼治療群を設けそのうち合計41人の患者が実際に鍼治療を受けました。

41人のうち19人が良い結果を得ることが出来、偏頭痛を感じる日数が50%軽減したと回答しました。

これらの人たちには治療前の脳構造に共通点がみられました。(脳後頭部の左楔部が縦に長い)

研究者らはMRIを使用することにより、鍼治療が有効かどうか事前に予測しえると結論付けています。

研究者らは、患者によって治療をオーダーメイド化することは医学における「重要な傾向」であると述べています。

今回鍼治療に用いた経穴は1パターンだけ使用され、すべての患者に同じ経穴が設定されました。実際の鍼治療クリニックでは、特定の診断や考慮事項を用い、一次および二次経穴の選択や、刺鍼技術を変更します。これは多くの場合、患者の転帰率の改善に貢献します。

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今回の研究で明らかになったように、事前に鍼治療が適応するかどうかMRI等を用い、判別出来るようになれば、あらかじめ術者、患者ともに満足いく治療結果が期待できます。

 

これらの方法が確立されていくことにより西洋医学と東洋医学が密に繋がることで病院側から、鍼治療のオーダーを受ける機会が増えていく可能性があります。

 

今後とも鍼治療の適応疾患かどうか、器質的違いによってその判別が治療前にあらかじめ可能になるよう、今回のような研究が進んでいくことが期待されます。

 

https://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/2052-mris-predict-acupuncture-migraine-success

 

りょうたくん

written by 村中僚太(鍼灸師・ケアマネージャー)
 国立大学法人筑波技術大学卒後、臨床研修卒。「医道の日本」、全日本鍼灸学会誌等へ論文を掲載。英国SPA会社Steinerにて豪華客船鍼灸師として勤務、優秀なクルーに送られる「Moment that matter]受賞。5年で約4,000人の治療を担当。 訪れた国は50以上、200都市を超える。 現在はジョージアにて「日本鍼灸を海外へ」をテーマに鍼灸院を開業。

Topics: 鍼灸, 治療, 片頭痛

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