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無排卵月経による不妊症に対して、鍼灸治療が効果的とのレポート

Posted by 鍼灸ニュース on Jul 24, 2020 7:00:00 AM

不妊症に対して鍼灸治療が効果的であることは一般の方たちにも認知されつつあります。

今回は無排卵月経による不妊症に鍼灸治療が効果的であったという最新レポートをツボ付きでご紹介いたします。

日本で不妊治療を受けている人はタイミング療法を含めると56万人を超えるとされています。

そんな不妊症の原因の一つになる無排卵月経。

無排卵月経とは排卵されずに月経が起きている状態を指します。

無排卵月経が起きているかどうかは、月経周期によって確認できるとされています。月経は通常、約1ヶ月の間隔で起こり、限られた日数で自然に止まる子宮内膜からの周期的出血」とされています。周期は人によって様々ですが約25日〜38日程度とされています。しかし無排卵月経の場合は、この周期が長いことが多く、39日以上3ヶ月以内となることが多いです。

自分が無排卵月経かどうかを確認するためには基礎体温を決まった時間に定期的に測定し、体温変化がおかしくないかチェックしましょう。

クリニックではホルモンの分泌量を測定するために、血液検査がおこなわれることがあります。この検査を受ける際も基礎体温のデータを持参するとよいでしょう。

無排卵月経の原因としてストレスや、過度な体重減少が原因となりえることがあります。

特に過度なダイエットや、拒食症によって無排卵月経を引き起こす人が増えています。

また、抗うつ薬など、精神安定剤の服用によって、脳下垂体からのプロラクチンの分泌が高まり、無排卵月経になることもあります。

今回、そんな無排卵月経が原因で起こる不妊症に対して鍼灸治療が効果的であったとのレポートをご紹介したいと思います。

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鍼灸治療は無排卵性不妊症の排卵を回復させます。
河南省Tuina Vocational College(中国洛陽)の提携病院の研究者は、2つの治療プロトコルを比較しました。鍼灸治療と漢方の両方を受けたグループの合計有効率は89.13%でしたが、漢方治療単体グループは65.22%でした。
病院の研究者たちは、鍼灸治療はホルモンレベルを改善し、排卵を促進し、臨床応用に値すると結論付けています。
研究のために無排卵性不妊症の合計92人の女性が選ばれました。
鍼灸治療と漢方群、または漢方治療単体グループに割り当てられました。
LH(黄体形成ホルモン)、FSH(卵胞刺激)ホルモン、PRL(プロラクチン)、E2(エストロゲン)、およびT(テストステロン)。などの正常なホルモンレベルを確認するために空腹時血液検査を行いました。

無作為化後の鍼灸治療と漢方のグループは、22〜43歳(平均年齢31.54歳)の46人の女性で構成されました。卵胞の直径は0.3〜 2 cmでした。(平均直径1.24 cm)。
漢方治療単体グループは、23〜42歳(平均30.79歳)の46人の女性で構成されました。卵胞の直径は0.2〜2 cm(平均直径1.26 cm)でした。

<漢方部分割愛>

局所的な紅潮が起こるまで、三陰交(SP6)と神闕(CV8)に灸を毎回30分間行いました。また次の経穴に鍼を行いました。
・気海(CV6)
・足三里(ST36)
・関元(CV4)
・三陰交(SP6)
患者の体に合わせて刺入の深度を調整し、回転等のテクニックで刺激を加え、鍼の得気感覚を引き出しました。治療は毎日行われ、女性の卵胞の直径が18 mm以上に達したとき、以下の経穴に鍼治療を行いました。
・気海CV6)
・三陰交(SP6)
・関元(CV4)
排卵を誘導する目的で、高周波刺激で三陰交に鍼通電療法を30分間行いました。

排卵が成功した場合(超音波検査で確認)、女性はその日に性交をするようにアドバイスされました。排卵がうまくいかなかった場合、翌日に治療を繰り返しました。 2回目の治療が失敗した場合、治療は次のサイクルまで中止されました。

鍼灸治療と漢方グループの結果
卵胞の大きさと排卵の有無により有効率を算出しました。卵胞の直径が18〜25 mmで、3サイクル連続して維持された女性は治癒したと分類されました。卵胞が成熟したが排卵しなかった女性について、治療は有効であると分類されました。卵胞のサイズに変化がない女性の場合、治療は無効と分類されました。

鍼灸治療と漢方グループでは、治癒29例、有効12例、無効5例で合計有効率は89.13%でした。
漢方治療単体グループでは、治癒した症例が9人、有効な症例が21件、無効な症例が16件あり、総有効率は65.22%でした。 2つのグループ間の有効率の差は統計的に有意でした(p <0.05)。この研究の結果は鍼灸治療がホルモンレベルを改善することで卵胞の成熟を助け、それによって排卵の可能性を改善する能力を持っていることを示しています。

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https://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/2037-acupuncture-restores-fertility-with-herbs-confirmed

鍼灸治療を行うことによりホルモンバランスが改善し、卵胞の成熟、そして排卵を促す可能性があるとこのレポートでは結論づけています。

今回のレポートは不妊症でお困りの方が、鍼灸治療によって改善されることが期待される内容となっております。

ストレスや肩こりも不妊症の原因の一つとされていますので、そういった面をトータルにケアすることのできる鍼灸治療が、不妊でお困りの方の力になっていけることを期待しております。

 

りょうたくん

written by 村中僚太(鍼灸師・ケアマネージャー)
 国立大学法人筑波技術大学卒後、臨床研修卒。「医道の日本」、全日本鍼灸学会誌等へ論文を掲載。英国SPA会社Steinerにて豪華客船鍼灸師として勤務、優秀なクルーに送られる「Moment that matter]受賞。5年で約4,000人の治療を担当。 訪れた国は50以上、200都市を超える。 現在はジョージアにて「日本鍼灸を海外へ」をテーマに鍼灸院を開業。

Topics: 鍼灸, 治療, 不妊症

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