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『コロナうつ』にならない為に。鍼治療がうつ病の緩和に効果的との中国のレポート。ツボを交えて解説。

Posted by 鍼灸ニュース on May 1, 2020 7:00:00 AM

 コロナウイルスの影響で世界中の人が自宅待機を余儀なくされる中、それに伴ったDV、幼児虐待などが問題になっています。

それと共に新たに問題になっているのが、『コロナうつ』です。

ウイルス感染の広がりとともに今後将来の見通しが立たないことや、健康面、金銭面での不安が重なり、うつ病の症状を訴える人が増えています。

 

 日本より先にロックダウンで都市封鎖をした英国が、2千人規模に対して行った調査によると、約半数の人が「普段より不安で気分が落ち込んでいる」と答え、さらに4割弱の人が「よく眠れない」と答えました。

また国際プロサッカー選手会が外出禁止などの感染対策が取られた16カ国・地域の選手、男子1134人、女子468人を対象に行なった調査によると男子の13%、女子の22%の選手がうつ症状を訴えるなど、若年層や年齢に関係無く、コロナウイルスによるうつ病が深刻化しております。

 日本でも今後自宅待機や、自粛が長引くことによって同様の事態が起こることが想定されます。

 そこで今回は、今年一月に発表された、『鍼治療がうつ病の緩和に効果的であった中国のレポート』をツボを交えてご紹介したいと思います。

中国の绍兴市人民病院で行われた研究によると、うつ病の患者40名を対象に鍼治療を行なった結果、85%の人に改善がみられました。

Acupuncture Alleviates Depression Quantified

 

~~~~~

鍼治療と漢方薬の併用はうつ病の緩和に効果的です。

绍兴市人民病院の研究者たちは、漢方薬と鍼治療がうつ病の治療に効果的であると結論付けています。

[1]うつ病用ハミルトン評価尺度、[2]血清サイトカイン、[3]神経伝達物質レベルに基づいて、鍼と漢方薬の両方を受けている患者の合計有効率は100%でした。鍼治療のみを受けた患者の合計有効率は85%、漢方薬のみを受けた患者の合計有効率は87.5%でした。

[1]うつ病に関する绍兴市人民病院の研究では、臨床効果はHAMD(うつ病用ハミルトン評価尺度)スコアによって決定されました。 HAMDスコアの50%以上の低下は、明らかに効果的であると定義されました。25〜49%のHAMDスコアの減少は有効と分類され、25%未満のHAMDスコアの減少は無効と分類されました。

グループA(漢方のみ)では、15例が明らかに有効、20例が有効、5例が無効であり、合計有効率は87.5%でした。グループB(鍼治療のみ)では、15例が明らかに有効、19例が有効、6例が無効であり、合計有効率は85%でした。グループC(鍼治療とハーブ)では、19例が明らかに効果的で、21例が効果的、効果無しは0で合計有効率は100%でした。

[2]研究者によって定量化された血清サイトカインレベルには、血漿インターロイキン 6(IL-6)、TNF-α、およびIL-1βが含まれていました。これらの炎症性サイトカインは中枢神経系の変動と相関しており、鬱病のマーカーとして使われるものです。治療前のグループAの平均処理前IL-6レベル(pg / mL)は16.63でした。グループBでは、レベルは16.72で、グループCでは16.59でした。

漢方薬(TCM)の治療後、レベルはそれぞれ10.52、10.35、6.20に減少しました。鍼とハーブの両方を投与されたグループは、最も重要な改善を示しました。同じパターンがTNF-αおよびIL-1βレベルでも確認され、鍼と漢方の組み合わせグループが最大の改善を示しました。

[3]TCM治療後、神経伝達物質の増加が記録されました。うつ病に苦しむ患者では、これらの神経伝達物質の低下が見られることがよくあります。

セロトニン(5-HT)、ノルエピネフリン(NE)、および脳由来神経栄養因子(BDNF)レベルは、3つのグループ全てで大幅に改善しました。鍼と漢方のグループは最大の改善を示しました。

 

〜漢方薬部分割愛〜

 

鍼治療を受けている患者には、以下の経穴が使用されました。

  • 印堂
  • 百会(DU20)
  • 四神総
  • 神庭(DU24)
  • 内関(P6)
  • 神門(HT7)
  • 三陰交(SP6)
  • 合谷(LI4)
  • 太衝(LV3)
  • 太陽

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鍼治療や漢方がうつ病に効果的であるということが明らかになりました。

 

 今回のコロナウイルスのようなケースでは、どのように終息に向かうのか誰にも検討がつきません。

そしてコロナが与える影響は直接的なものに限らず、今回のうつのように様々な問題を引き起こすことが想定されます。

自宅という狭い環境の中で、家族やパートナーがうつになることによって、本来元気だった人までうつになってしまう『感応精神病』(かんのうせいしんびょう)もこの先多くみられる可能性があります。

西洋医学でのワクチンが開発されていない今だからこそ、我々がウイルスと共存していく未来、つまり免疫力を高め重症化させないということが重要になってきます。

 

 

 

鍼治療や、セルフでのお灸、ツボ押し、これらが広まることによって皆さんが過度に不安を感じたりすることなく、少しでも快適な自宅待機、自粛生活が送れることを願っております。

 

 

https://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1996-acupuncture-alleviates-depression-quantified

Topics: 鍼灸, 治療, コロナウイルス, コロナうつ

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