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920人の癌患者を対象とした研究により、鍼治療が疼痛緩和に効果的というレポート

Posted by 鍼灸ニュース on Mar 20, 2020 7:00:00 AM

 

日本人の死因第1位である癌。

そして罹患した場合、多くの方が癌による疼痛に悩まされると言われています。

癌になると診断時で約3割、進行段階では7割以上の方が痛みを経験すると言われています。

ごく初期から痛みを発症する人や、進行するにつれて痛みを感じ始める人など痛みのあらわれ方は癌の発症部位や、進行度合いによって人それぞれです。

また、癌摘出時の手術後による痛みや抗がん剤の副作用による痛みもあります。

 

最近の疼痛緩和ケアでは痛みに対して我慢することなく、適切に対処し、投薬等によってコントロールすることが一般的と言われています。痛みの度合いによって使用する薬は異なり、痛みが軽度の場合ロキソニンや、ボルタレンといった一般的な鎮痛薬を使用し、痛みが強い場合や、日常生活を著しく阻害する場合、オピオイドと呼ばれる強い鎮痛薬を使って痛みを和らげます。

 (http://www.hospat.org/manual-4-2.html)

 

しかし薬のよる疼痛コントロールは副作用を伴うことが多く、新たな疼痛コントロール方法が模索されています。

 

今回鍼治療が癌患者の痛みに対して、効果的であるというレポートをご紹介します。

 

〜〜〜〜〜

今回の研究は合計17件のRCT(ランダム化比較試験)を元に調査しました。合計7件の研究が中国で、6件が米国によるもの、その他韓国、フランス、ブラジル、オーストラリアで1件実施されました。

その中でも質の高い臨床研究と認められた、11件、920人の患者を対象に調査しました。

 

鍼治療は癌による疼痛の緩和に効果が期待でき、またオピオイド系鎮痛剤使用の抑制にも繋がる結果が報告されました。

 

しかし多くの病院では、鍼治療が癌患者のニーズを満たすために非薬物鎮痛オプションが期待されている一方、その保険適応範囲は国、州ごとに異なり、アクセスに問題があるという事が明らかになりました。

 

鍼治療の役割として癌患者の苦痛を軽減するため、疼痛コントロール分野で拡大していくことが期待されます。

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この研究により幅広い国や地域において、癌患者の疼痛コントロールに対して鍼治療が適用されていること、また拡大が期待されていることが伺い知れます。

 

しかし日本においてもまだ癌患者の疼痛コントロールに鍼治療が有効的であるということは一般的になっていません。

 

このレポートでも問題になっていた保険診療の対象とならないことで治療を受けられる人が限られてしまう問題や、そもそも癌患者に対して疼痛緩和や、非薬物鎮痛オプションの一つとして鍼治療が効果的であるということが十分に認知されていない状況です。

 

今後ホスピスや緩和ケア病院において、鍼治療が取り入れられていき、患者さんにとってより良い選択肢が増えていくことが期待されます。

 

https://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/2000-acupuncture-cancer-pain-relief-confirmed

 

りょうたくん

written by 村中僚太(鍼灸師・ケアマネージャー)
 国立大学法人筑波技術大学卒後、臨床研修卒。「医道の日本」、全日本鍼灸学会誌等へ論文を掲載。英国SPA会社Steinerにて豪華客船鍼灸師として勤務、優秀なクルーに送られる「Moment that matter]受賞。5年で約4,000人の治療を担当。 訪れた国は50以上、200都市を超える。 現在はジョージアにて「日本鍼灸を海外へ」をテーマに鍼灸院を開業。

Topics: 鍼灸, 治療, 疼痛

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