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腹圧性尿失禁(SUI)に鍼治療が効果的であると最新の研究で証明〜合計320人の研究データより

Posted by 鍼灸ニュース on Jun 11, 2021 7:00:00 AM

尿失禁とは自分の意思に反して尿がもれてしまうことをいいます。

40歳以上の女性の4割以上が経験されており、実際に悩む方は多いものの、恥ずかしいので我慢している方が多い現状です。

尿もれは主に2つのタイプに分類でき、重い荷物を持ち上げた時や、せきやくしゃみなど、おなかに力がかかった時に起きるものを「腹圧性尿失禁」。

急な尿意を感じてトイレに駆け込むようなものを「切迫性尿失禁」と呼びます。

特に腹圧性尿失禁は女性の尿失禁の中で最も多く、週1回以上経験している女性は500万人以上といわれています。

原因としては加齢や、出産とともに骨盤底筋群という尿道括約筋を含む骨盤底の筋肉が緩むために起こるとされており、主な治療法は骨盤底筋訓練という筋力トレーニングになります。

今回そんな腹圧性尿失禁に対してJournal of Traditional Chinese Medicine, 2021, (伝統中医学雑誌)より、鍼治療が効果的であったという、最新の研究をご紹介したいと思います。

 

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 腹圧性尿失禁(SUI)の治療のための骨盤底筋訓練と組み合わせた鍼治療は、骨盤底筋訓練単独よりも効果的です。研究者は電気鍼療法が著しく症状を軽減し、生活の質を向上させ、腹圧性尿失禁(SUI)を有する女性の失禁率を減少させると証明しました。 [1]

 

合計320人の女性が病院の研究のため入院されました。24人の患者が脱落しました。電気鍼療法グループには149人の患者があり、骨盤底筋単独訓練群は147人でした。診断基準は笑い、咳、または歩行の際の失禁。標準的な排除基準として骨盤外科手術の既往歴、SUIの外科的処置、急性および慢性尿路感染症、低尿路閉塞、カオダ・エ・アーティーナの神経障害、妊娠中、これらの患者は失禁が認められても今回の研究の対象にはなりませんでした。

 

骨盤底筋トレーニングは立位、仰臥位、または座位で行い、患者は骨盤底筋を10秒ごとに緊張、そして弛緩させるトレーニング行いました。これらの運動を3セット、15分間にわたって隔日行い、合計約8週間にわたって行いました。

電気鍼療法は、仰臥位と鍼通電療法器を用いました。皮膚を消毒し、Huatuoブランドの繊維状針(0.30×75mm)を用いて治療を行いました。使用された主な経穴は次のとおりです。

BL33(中髎)

BL35(会陽)

鍼を皮膚に対して35~45度の角度で挿入し、50~60mmの長さを挿入しました。鍼を持ち上げて3回雀啄し、得気が確認された後、鍼を鍼通電療法器に接続し50 Hzの周波数で30分間治療を行いました。通電の強度は患者の耐性レベルに設定されました。治療は週に3日間行い、8週間の全期間。各患者に合計24回の鍼通電療法を行いました。月経中には治療を停止しました。

治療効果の測定に、24時間あたりの尿失禁の頻度、尿失禁の量、失禁に関する国際協議 - 尿中失禁短縮形(ICIQ-UI SF)。治療の完了前後にパラメータを記録し、比較しました。尿失禁の量は4つのカテゴリに分類されました。

  • Level 0: No urine loss(尿失禁無し)
  • Level 1: Minor(軽度尿失禁)
  • Level 2: Moderate(中度尿失禁)
  • Level 3: Significant urine loss(優位な尿失禁)

 

まず尿失禁の頻度について、鍼通電療法群の結果は、運動療法群(2.08±2.11)と比較してより大きな改善(3.74±1.94)を提示しました。

尿損失の量は、鍼通電療法を受けた130人の患者がレベル0、またはレベル1になり、運動療法群より大きな変化が観察されました。 ICIQ-UI SFの結果も鍼通電療法群において患者のQOL(生活の質)が高く改善を示しました。全体として、研究は鍼通電療法が腹圧性尿失禁(SUI)患者のための安全で効果的な治療法であることを示しています。

 

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今回、運動療法に鍼治療を組み合わせることによって、腹圧性尿失禁(SUI)の改善が期待されるという最新の研究をご紹介しました。

鍼治療ではこのような一見治療が難しいような症状も、効果が期待できることがあり、今回のような研究結果においてその効果が徐々に証明されつつあります。

運動療法を行ったにも関わらず、症状が改善されない方や、さらなる改善をご希望の方は、ぜひ一度お近くの鍼灸院や接骨院で鍼治療をお試しください。

 

https://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/2102-acupuncture-urinary-incontinence-improvements-found

 

りょうたくん

written by 村中僚太(鍼灸師・ケアマネージャー)
 国立大学法人筑波技術大学卒後、臨床研修卒。「医道の日本」、全日本鍼灸学会誌等へ論文を掲載。英国SPA会社Steinerにて豪華客船鍼灸師として勤務、優秀なクルーに送られる「Moment that matter]受賞。5年で約4,000人の治療を担当。 訪れた国は50以上、200都市を超える。 現在はジョージアにて「日本鍼灸を海外へ」をテーマに鍼灸院を開業。

Topics: 鍼灸, 治療, 腹圧性尿失禁

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